2022/12/24
食品工場を運営する上で必要とされている衛生管理手法がHACCPです。この手法はハサップやハセップと呼ばれており、危害要因の分析に基づいて全ての工程と製品を対象とした衛生管理を行います。工場内のあらゆる工程と全ての製品が適切な方法によって管理される点に特徴があります。危害要因とは食品に混入して健康被害をもたらす可能性がある細菌やウイルス、化学物質や異物などです。
個別の危害要因による健康被害を予測した上で、それぞれに適切な対策を講じることになります。HACCPでは全てのスタッフがチームを組み工場全体で衛生管理に取り組みます。この手法を導入するとスタッフの衛生管理に対する意識が向上させることができます。製品の品質も向上してクレームなどのトラブルが減少します。
消費者や取引先から高い評価を得ることができるため、新たな取引先や販売経路の獲得につながります。企業のブランド価値が高まり市場において消費者に選ばれやすくなるというメリットも存在します。食中毒の主な原因であるとされる細菌やウイルスにはサルモネラ菌や腸管出血性大腸菌、ノロウイルなどがあります。これらが混入した食品を消費者が食べると吐き気や腹痛、下痢や発熱などの症状を引き起こします。
症状が重い場合には命に関わることもあるので、様々な危害要因の中でも特に細菌やウイルスには注意しなければなりません。HACCPに基づいて徹底的な衛生管理を行えば、細菌やウイルスだけでなくあらゆる危害要因による健康被害を防げるので安心です。HACCPのことならこちら
