温度計センサーで適切な温度管理を実現

最適な温度を叶えます

湿度計のセンサーは水に弱い

time 2023/01/03

湿度計のセンサーは水に弱い

空気中の水分を測定する湿度計のセンサーは、実は水に弱い性質があって、水が掛かったり水没すると壊れる恐れがあります。理由は電子式のセンサーが現代の湿度計の主流で、電気を使い電子や静電容量の変化を見て湿度を測定していることから、水に弱いのは当然だといえます。また振動や衝撃によってセンサーにダメージが加わり、湿度計の精度が落ちたり表示が狂うといった破損の可能性があるので、物理的なダメージにも注意が必要です。他にも熱や急激な温度の変化といったダメージ要因がありますから、設置や運用する環境には注意が不可欠です。

このように気をつけるべきダメージがいくつも存在しているので、使い始める前に一度しっかりと製品のマニュアルに目を通すことをおすすめします。湿度計の運用で厄介なのは、精度が低下しても僅かな変化だと気がつきにくく、大きく変化してから気がつくことです。どの時点で変化が始まったか特定するのが難しい上に、過去の測定の信頼性が低くなっている可能性があるので、業務用途のように信頼性が重要な場面でこうした問題が起こると困ります。例えば水が掛かったセンサーが一見して問題がなさそうでも、実際にはダメージが加わり少しずつ劣化や精度の低下が起こることが考えられるので、万全を期すならメーカーに送り返して確認してもらうのが望ましいです。

市販の安価な湿度計なら、同一メーカーの同一製品を複数用意して、センサーの誤差を比較して相対的に確認するのがおすすめです。温度計のセンサーのことならこちら

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