HACCPに沿った衛生管理には2つがある

法制化により、食品の製造・加工や調理および販売などを手掛けている全ての食品等事業者に求められるHACCPに沿う衛生管理には自社自らが分析を行って食品衛生上の危害の発生を予防するため欠かせないステップを見つけ出してコントロール手段を決める、HACCP原則に基づく衛生管理および小規模営業者等を対象にしている手引き書を参考にしながら、簡略化されたアプローチでの衛生管理を行う方法、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理の2種類があります。なお、この線引きは人数と業態の２つで、どのような方法を採用すべきかを把握することができます。例えば、食品取り扱い者の数が50名未満もしくは50名以上でも特定業態の場合は考え方を取り入れた衛生管理を実行すべき対象になりますが、特定業態は対面販売などのようなバックヤード製造業や飲食および総菜などの調理を行って販売を行うような事業で消費期限は5日までを目安にした業種で小規模営業車等のように呼ばれる業種です。主な事業が、包装済み食品の貯蔵・運搬・販売・量り売り業などの4業態に含まれている場合、対象になりますので注意が必要です。

小規模営業者などに認可される考え方を取り入れた衛生管理の場合は、業界団体が策定している手引書を参にしながら簡略化したアプローチ手法での衛生管理が求められるようです。手引書は、厚生労働省の公式サイトに掲載してあるので内容や注意点などを事前に把握しておきたい人はサイトへのアクセスをおすすめします。